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問題が解ける仕組みを理解する

[2014-04-17 15:03]

数学において問題を解けるようになったとき、何故その方法で解けるのかしっかり理解していますか?

例えば、分数同士の掛け算は分母同士、分子同士を掛けると答えが出ますが、分数同士の割り算の場合、割る側の分子と分母を交換したうえで、掛け算の手順を行えば答えが出ます。このような計算方法を覚える際に、「分数同士の割り算は、割られるほうの分母と分子を逆転させる」と覚えては駄目なんです。もちろんそれで答えを出すことはできますが、その計算方法を忘れてしまったら解き方を思い出すのは困難ですし、応用も利かせ辛いんです。

中学高校では「こことここの数字を掛けて、ここに~すると答えが出る」のように、解き方ばかりを教えられます。しかし、それでは、せいぜい目先の試験で問題を解けるだけで、本当に理解しているとはいえません。大事なのは、「その方法を行うとどうして答えが出るのか」です。それをしっかりと理解すると、忘れづらいですし、さまざまな応用が利くようになります。同じ答えを出せる状態でも、何故答えを出せるのか理解しているかどうかで全然違うのです。

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